KD Japanとは、関西潜水連盟の正式英名Kansai sports Diving federation Japanの略です。
KD Japanは国内潜水団体としては、最長の指導実績を誇る潜水指導団体です。また国内数ある潜水指導団体において、クラブ制会員制という組織として運営しています。これは、ダイビングは単独ではなく、必ずバディで潜るという原則を守っていただく意味やベテランダイバーによる初心者へのきめ細かな指導を期待する目的を有します。KD Japanは、Cカード取得者に対して入会の強制はいたしておりませんが、安全潜水を行う上や潜水技術を高める点からも、是非ともKD Japanのメンバーとして、生涯安全潜水に努めていただきたいと思っております。メンバーへは、クラブ・支部を通じてKDのクラブ会員となり上級者と共に安全で楽しくダイビングが行えます。
日本国内において昭和32年に初めて職業潜水団体「日本ダイビング協会」が誕生し、翌年「潜水科学協会」と改名されました。これが関西潜水連盟の前身です。この協会は設立以来、職業ダイバーの育成と安全潜水の普及を目的に活動を続ける一方、ダイバーを潜水障害から保護する、高気圧障害防止規則に基づく潜水士・救急再圧員の育成にも協力し、昭和41年に「社団法人海中開発技術協会」と言う公的機関に昇格しました。これを機に、旧潜水科学協会を支えてきた全国の代表ダイバーが集まり、関東地区に「日本潜水会」中部地区に「中部日本潜水連盟」関西地区に「関西潜水連盟」の3団体が結成され、同一指導法の元ダイバーを育成してきました。後にアメリカより営利事業とし指導団体が日本に開設しレジャースポーツとして、広く伝えられることになりました。日本国内においても強力な団体を作るべく3団体が協力し昭和47年に「全日本潜水連盟(JUDF)」を創設しましたが、営利、非営利の観点の相違により、JP・ADS・JCS・KDが脱退しそれぞれ独自の団体として活動を始め、互いに提携しCMASに加盟しました。
KD Japanは、CMAS(世界水中連盟)公認のダイビング指導団体です。日本国内においてKDJapan以外にもたくさんのダイビング指導団体がCMASに加盟しています(CMAS日本協議会)。CMASへの加盟は、国の承認団体か国家を代表できる水中団体が加盟できる組織です。既に加盟承認を受けた国は100ケ国以上あります。またわが国においてはCMAS総会において直接承認された組織(non vote)が加盟しております。CMASには、3つの委員会【水中スポーツ】【水中技術(スクーバダイビング)】【水中科学】で構成されています。このうち水中技術委員会が水中活動に関する分野(スクーバダイビング等)の基準作り・国際ダイビング認定証の発行、スクーバビジネス等の活動全般を行っており、水中科学委員会が水中地質学・水中生物学・水中考古学等の学会の開催や水中科学活動の研究活動全般を行っています。

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